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小説 伊坂幸太郎 キャプテンサンダーボルトのあらすじ・ネタバレ

伊坂幸太郎と阿部和重の共著の作品

キャプテンサンダーボルトが面白かった(*´艸`)

共著の作品

小説を共著で書き上げるって一体どうするんだろう(-ω-;)ウーン

と思っていたんだけど、何やら1章ずつ交代で執筆している(;’∀’)

 

自分なんて一人ですら文章を書くのが大変なのに、

2人で物語を描き上げるって凄すぎる 笑

 

登場人物

相葉 時之

元少年野球のピッチャーで、ヤンチャな性格

色々なことに首を突っ込むが、物事がよくこじれてしまう。

後輩の女子がいかがわしい仕事に騙されて、それを救おうと行動を起こす。

だが失敗し、後輩も姿をくらまし多額の借金を背負うことになった。

 

借金の取り立ては、母が住んでいる実家まで押しせられ

母「この家を売ればみんなが苦しまなくなる。」

と言い、息子に話をせず売却し返済を行った。

息子は心の拠り所の大切な家を失わせてしまったと後悔し、なんとかお金を集めて買い戻そうと試みる。

 

その方法とは、天然水を売りつけるペテン師を恫喝し金を奪うことであった。

 

井ノ原 悠

相葉とバッテリーを組んでいたキャッチャーで、常識な社会人

小さい子供がいるが、原因不明の病気を患い治療を行う。

しかし治療費が嵩み、消費者金融にも手を出し借金をしてしまう。

 

仕事はオフィスにあるコピー機の販売や保守点検を行っている。

しかし毎月の給料ではやっていけないので、副業を考え出した。

 

それはコピー機によるスキャニング

会議資料・機密資料・FAX等はコピー機を介するため、

その情報を自分のパソコンに転送をさせるプログラムを組んだ。

そして、入札情報等を取得し、様々な情報屋としてお金を稼いでいく。

 

天然水の取引

物語が進みだすのは、相葉の天然水を売りつけるペテン師を恫喝するところから。

とあるホテルで取引の待ち合わせをしたが、ちょっとした入れ違いで別の部屋に入ってしまった。

 

しかし、その部屋でも別の水の取引が行われており、お互い勘違いしつつ交渉に入った。

お互いのクライアントが違うことに気づいた時には、もう引くに引けない状況になってしまい、殺されそうになるところホテルのガードマンが来て、間一髪逃げることに成功した。

その際、貴重な水を入手できる情報が入っているであろうスマートフォンを奪った。

 

一攫千金への謎解き

この水はいったい何なのか。

その謎を解いていくストーリーとなっている。

スマートフォンを奪った相葉は逃亡し、とある映画館に潜り込んだ

その際に、偶然にも旧友の井ノ原に出会う。

 

「金が欲しくないか?」と井ノ原に問いかけるが、面倒事に巻き込まれるのを嫌い断られる。

しかし、結局は事の成り行きで強制的に関与してしまうことになる。

 

ここからが二人の謎解きのスタートである。

 

蔵王の御釜

二人は謎の水が何なのか考えるが、取引場にいた人が

「ゴシキヌマ」という名称を使っていたことを思い出す。

ゴシキヌマとは、蔵王の火山湖にある御釜(五色沼)のことだと判明する。

 

しかし、ここは二人が子供のころに村上病という病気が流行り、

感染症の感染源として立入禁止となっている。

 

さらに、この場所は東京大空襲の際にアメリカ軍のB29という戦闘機が墜落している。

蔵王の御釜にいったい何が・・・?

 

非公開の映画

上映直前で公開中止になった映画がある。

そこの舞台は蔵王の御釜であった。

 

公開中止になった理由はなんなのか。その秘密は公になることはなかったが

相葉と井ノ原が出会った映画館の館長が、上映前に配給された幻の映画をダビングしていた。

それを鑑賞することになるが、映ってはいけないものがあった。

 

五色沼

村上病の感染源である五色沼。

そこは人は当然ながら、あらゆる生物が棲めないと公表されていた。

 

だが、幻の映画に映っていたのは五色沼で飛び跳ねる魚であった。

なぜ、魚が生きている?生物は生息できないのではないか?

 

この謎を解明するには、蔵王の御釜(五色沼)に行くしかない。

 

B29墜落の真実

東京大空襲の時にも関わらず、東北にある蔵王にB29が墜落したのはなぜか。

それはあるミッション遂行のためだった。

 

日本政府は秘密裏に生物兵器の研究を蔵王の御釜で行っていた。

その情報をアメリカ軍がキャッチし、生物兵器を阻止しようとした。

B29を墜落したと見せかけ、研究所の撃破を行ったのである。

 

逃亡していた二人

天然水を取引していた取引相手に見つかってしまい

行動を共にしていた女性が人質に取られてしまった。

 

その女性を救い出すために、五色沼の水を取ってくると約束した。

紆余曲折はあったが、無事に水を入手することができた。

 

五色沼の正体

なぜ取引相手はこうも、この水を欲しがったのだろうか。

それはある物質と五色沼を混ざり合わせると、爆発的に増殖・感染力が高い毒性の細菌を生むことができるからである。

そして、その細菌をバラまくことをミッションとして動いていたようだ。

 

はるか昔に、日本政府が生物兵器の研究をしていたのを

アメリカ軍のB29が奪取し、その後もひそかに研究が続けられていたのである。

 

カウントダウン

五色沼が有毒な物質と混ざりあってしまった。

しかも、ガスボンベのようなミサイル状の中に入れられた状態で・・・

 

そして、カウントダウンが始まった。細菌兵器となるまで残り数十分。

取引相手の隙を捉えて捕まえることに成功したが、自害され解除方法を知る術がなくなった。

果たして、相葉・井ノ原の二人は日本を世界を、細菌兵器から守れるのか?

 

最終局面

この細菌兵器を処理するにはどうすればいいのか。

人里離れた蔵王の御釜に捨てるべきか。

どこが一番被害を最小に抑えられるのか。二人は頭をフル回転させる。

 

そして、意外な場所を思いつく。

 

銀行だ!

 

銀行の地下シェルターに入れることができれば

細菌兵器は拡散しないのはずだ。

 

カウントダウンは残りわずか。

銀行に到着しても地下シェルターに簡単に入れるわけではない。

二人はどのような方法で最後の難関を突破できるのだろうか。

 

まとめ

ちょっと長くなってしまったけど、大体の流れはこんな感じ(∀`*ゞ)

他にも伏線がいっぱいあって

「あれがここに繋がるのか」などなど、伏線の回収が非常に面白い。

伊坂幸太郎の小説は大好きでよく読んでいるけど

共著であってもその面白さはまったく変わらない( ´∀`)bグッ!

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