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【心理療法】ロールシャッハ・テスト講義Ⅰを読んでみて

ロールシャッハとは、「人格検査」が行える心理テスト

投影法に分類されるらしく、インクの染みがどのように見えるか?

といった方法で行うテストで、その専門書を読んでみた。

 最初に

自分は臨床心理士でもないし、大学で心理学を学んでいたわけでもない。

でも個人的には心理学のことに多少は興味を持っているヽ(゚∀゚)ノ パッ

だから、一般人がこの本を読んでいる感想になるからご了承を(。-`ω´-)

 

それと、このテストを子どもに受けさせる保護者の方がいたら、その人たちに多少なりとも情報提供ができればな。ってことで記述するね。

 

テストの方法

心理検査を受けるにあたって、10枚のカードを見せられる。

どのカードも左右対称のインクの染みのようになっていて、これが何に見えるか?

なぜそう見えたか?といった情報を集計していく。

時間はおおよそ90分程度で、検査を受ける人は結構疲れちゃうみたい(;´・ω・)

 

10枚のカード

本当はブログに10枚のカードを貼りたい気持ちはあるんだけど

それをやってしまうと、事前知識を持って検査に挑むことができてしまうので

正確な診断が行えないことになってしまう・・・

あくまで全体に公表しているブログだし、心理士さんにも迷惑がかかってしまうのは避けたい。

 

どうしても気になる!って人は『ロールシャッハ・テスト講義Ⅰ』という

専門書の286ページにすべてのカードが掲載されているから、それを見るのがいいかな?

でも、あくまで被験者には読ませないで保護者の方が自分で解釈を得るために読むのが良いと思う(。・ω・))

というかこの本は臨床心理学を学ぶ人のための本だと思うけどね。

 

被験者の反応

カードを1枚ずつ見ていって、これはどう見える?と意見を聞く。

次はどこがそう見えた?と聞いていく。

それをまとめて、診断をしていく手法だよ。

 

ここでP反応(平凡反応)ってのが出てくる。

PopularのPから来ているんだけど、あるカードを見て、大体の人が答えるものがあるのね。

これはチョウだ。とか、水たまりだ。とかね。

それなのに全然違う見方をしている場合は、一般的な思考とは異なっていることになる

 

10枚のうち、5枚以上P反応が出れば一般的で、もしも3以下であった場合は

知的欠陥・不安・精神病が疑われる(´・д・`)

 

何が平凡的な反応なのかは、同じく『ロールシャッハ・テスト講義Ⅰ』で説明されてる

 

損傷内容

絵を見せていくうちに色んな反応が返ってくるんだけど、気になった点を一つあげると、この損傷内容。

子どもや若年のうつ患者には特定の傾向が見えるらしい。

平面の絵なのに、「ぺしゃんこに潰れた動物」と回答したり、

「対象を、死んだ、滅ぼされた、破滅された、だめになった、ダメージを受けた、傷ついた、壊れた」と回答も特徴的らしい。

 

本書の専門用語

この本は、臨床心理学を学んでいる人向けに書かれているから専門用語がかなり出てくる。正直自分にはわからん 笑

理解しようとしてもそんなの出来るわけが(ヾノ・∀・`)ナイナイ

 

だから、もしも一般人の方が手に取って読むのであれば、自分の気になるところをピンポイントで読んでいくのがいいと思う。

アルファベットがいっぱい出てくるけど、あくまで臨床心理士さんがこの検査を行うにあたっての前提条件を述べているもの。

そんなに深く読み込む必要はないと思う。

 

検査を受けられる病院

この検査は臨床心理士さんがしっかりと知識を有していないと、うまく機能しないものらしい(;´Д`)

本を読んでもらうと分かるけど、もう別の言語。って感じがするんだよね

だからある程度大きな病院じゃないと正確な検査は厳しそう(。´・ω・)?

 

東京都では小平市にある

国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターで可能だよ

ここは厚生労働省が所管していて、全国的にもレベルが高い!

 

もちろん大学病院とかでもいいと思うけどね(´∀`)bグッ

当然ながら、急にいっても受けられるわけではないから、カウンセリング室に電話等をして予約は必須(∀`*ゞ)

 

検査の目的

患者さんの性格を知り、今後の生活に活かしていく。ってこともあるけど

精神科の先生もこの診断結果を元に診療行為にあたるんだよね。

 

この人は、どういう考えを持っているんだろう?

その考えに基づいて説明の仕方を変えたり、理解しやすいように説明をしてくれたりする。

ここは本当に専門領域すぎるから先生の判断になるけど、正しい結果が出ないと診察も治療もうまくいかなくなっちゃうよね(´;д;`)ウッ

 

だから、検査を受けるのであれば、臨床心理士さんと先生の指示を信じて行うべき(´∀`*)

その中で補完的な意味で、保護者の方がこの書籍を読むのは個人的にはいいと思う。

内容はちょっと難しいけどね・・・

 

保険診療

この検査は保険診療が適用されるから、検査自体のお金はそんなにかからないよ(*‘ω‘ *)

診療点数は450点

人格検査の項目はいっぱいあるんだけど

簡単なものだと80点

複雑なものだと280点

極めて複雑なものだと450点

 

バウムテスト・MMPI人格検査ってのが有名だと思うけど、

これは複雑なもので280点

だから、ロールシャッハテストの難しさがよく分かるよね。

 

450点ってことは、1点10円なので4,500円。

3割負担で、1,350円になる。初診料や再診料がかかるから支払う金額はおおよそ2,000円かな?

ただし、1回目の診察でこのロールシャッハの検査を受けられる訳ではないはず。最初に診察をして、どうして検査を受けるにあたったのか?カウンセリング等が行われるはず。

なのでトータルの診察費はもうちょっとかかる計算になるからお気をつけて。

正確な情報はやはり病院に電話することが大切だね。

書籍は買うべきか

子どもがうつ病かも

精神的な病を持っているかも

といった保護者の場合は、持っていて損はないと思う。

だけど、4,500円ぐらいするので結構高い(-ω-;)ウーン

そんなときは自治体の図書館を利用しよう!

 

ここなら無料で借りられるから、読んでみて今後も大切に使いたい!

と思えば購入すればいいし、不要だと思えば借りるだけで終わらせるのも良し

 

ちなみに自分は図書館で借りたので買ってない(∀`*ゞ)

予約人数0名ですぐ借りられたから、気になる人は検討してみては?

 

子供が健全に生活してくれるのが何よりだけど、好んで病気になってしまうわけではないからね。

少しでも不安解消のお役にたてれば。

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