年末決算セール!赤字覚悟!!
この時期はよく街中で見かけるね。
でも企業は利益が出ないといけないのに赤字覚悟って本当?
見慣れたセールという言葉
季節の変わり目や会社の決算時期に見かけるセール
時には大感謝祭や閉店セールってのも見かけるね。
でも企業も儲けないと社員の生活を守っていけないのに
どうしてセールをよく見るんだろう(。´・ω・)?
企業の財務状況を見てみよう
以前の記事でRight onの株主優待券で、決算情報見ていたんだけど、
売上高 :864億円
売上総利益:411億円
売上総利益とは、売上高から売上原価を引いたもの
ライトオンの決算情報では、売上原価は453億円ということになるね。
よく売上高と売上総利益をみて粗利益率っていう言葉が重要なんだけど
ビジネスをやっている人には馴染みがある言葉(*´艸`)
【計算式】
粗利益率=売上総利益÷売上高×100
ライトオンの決算から計算すると
411÷864×100=47.569・・・・・・・
なので、粗利益率は約47%になる(∀`*ゞ)
粗利益率について考察
さてさて、ライトオンの粗利益率は47%ヽ(д`ヽ≡アタフタ≡ノ´д)ノ
ちなみにユニクロの粗利益率は50%だよ(*‘ω‘ *)
アパレル系って原価が高いんだね(;^ω^)
時々セールで50%OFF!!!
決算セールで70%OFF!!!
ってやってるのを見かけるけど、50%OFFになったら利益0円ってこと(。-`ω´-)ンー…
70%OFFは赤字覚悟ってやつだね。
【全体から見る例】
10,000円の洋服を50%OFFにしたら、5,000円だよね。
でも粗利益率は50%だから、仕入原価は5,000円ってことになる。
50%OFFで売った場合、販売価格=仕入原価になるから
売っても利益なし、むしろ人件費でマイナスになる(;´・ω・)
業種によって粗利益率は異なるけど
まぁ、売れないよりかは損を覚悟で売った方が良いからね(´∀`*)
損を覚悟で売る理由
赤字になるならセールしないで、ずっと定価で売ればいいのにね?
だけど、商品を売るには場所が必要だよね(o’∀’))ゥンゥン
実店舗のライトオンやユニクロは、お客さんが見やすいようにレイアウトを
しなければならないから、余計に必要になってくる( ;∀;)
ネット通販だとしても倉庫に商品を置く必要があるから無限ではないよね。
だから商品が売れない場合は、ずっと同じ場所に置いておくことになるΣ(゚д゚lll)ガーン
そしたら新商品を置けなくなるよね?
新商品は毎年入荷するし、それが大ヒットになるかもしれない。
売れない商品をずっと置いて、新商品で売れたであろう利益が得られないことを
機会損失っていうよ(*´艸`)
だけど、売れないからといってすぐに撤去したら、
その分が丸々損失になっちゃうから悩ましいね(;´Д`)
そこでセール!
売れないならセールで捌くしかない(`・ω・´)
赤字を覚悟してでも次の新商品を置くためのスペースを確保しなければ(`・ω・´)
仕入原価:100万円(1,000円の商品を1,000着入荷と仮定)
販売総額:300万円(原価を約33%と仮定、単価は3,000円)
数か月後、合計で半分の500着が売れたとすると
3,000円×500着=150万円
仕入原価は100万円だから収支はプラス50万円だね。
でも実際は宣伝費や人件費がかかっているから、残念ながら赤字(´・д・`)
残りの500着は数か月も過ぎたせいもあり売れ行きは芳しくない。
このままじゃ赤字なのだから値下げをしてでも売らないと(;’∀’)
50%OFFのセールを開始!
1,500円にして、300着売れたとすると売上は45万円
※まだ仕入価格より高いけど、人件費を考えると赤字
70%OFFのセール開始!
900円にして、200着売れたとすると売上は18万円
※ここでようやく仕入価格を下回り、完全な赤字
総売上額:213万円
仕入原価:100万円
粗利益が47%で、ライトオンとほぼ同じだね(´∀`*)
単体で見ると仕入原価は33%だけど
全体で見ると仕入原価は47%になるってのがポイント(`・ω・´)
原価以下で買うには?
上で挙げた例で言うと70%OFFになったら原価以下で買えることになるね。
そうなると本当にお得!って感じがするけど、そうそう滅多に出会えない(ノ∀`)アチャー
あくまで赤字覚悟でセールしているのは、宣伝費や人件費も加味しての赤字だから
原価より安いってことはそうそう無いってことになるかな(。・ω・))フムフム
まぁ、こういう計算をしてみたけど原価割れはないしても
セールはやっぱりお得感がすごいから狙っていかないとね( *’д’)b
コメント